起床時痛む 同じ姿勢が保てない 力が入れづらいの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
来店時46歳女性。現在から5年前。手首、足首に力が入らなくなり整形外科受診。受診した整形外科のDRがリウマチの認定医だったこともあり「検査」。変形性関節リウマチと診断。
しかしながら、骨の変形見られず、手術の適応ではないとのことで。薬物療法。免疫製剤内服。抗TNF療法実施。抗TNF療法注射剤使用後2ヶ月は「痛み」が緩和される。
自覚症状ととして。起床時痛む。重い痛み。力が入れづらいので「重い」ものが持てない。同じ姿勢が保てない。
動き出して体が温まってくると、「楽」同様に温泉や入浴も痛みが緩和する。
その他検査はr-GPTちょっと高値。
153cm60kg。自身でも「痛みがあり運動ができない」ので肥満傾向並びに筋肉に締まりがないとのお話。
月経順調。「月経痛」あり。
来店時「梅雨時期」で東北特有の「寒い梅雨」だったので。今の時期がつらいとのこと。
漢方でなんとかならないか?
「浮腫みを除き、筋肉の引き締め効果のある漢方」と「補肝益腎」の漢方と「疎経、活血、徐湿」の漢方をご購入いただきました。2週間で様子をみることに。
2週間後、手のこわばり改善。右手の力が入る。しかしながら、「長距離」1~2km歩くと突っ張る。右足が浮腫む。とのことで、月経直前であり、月経痛、月経血に「塊」も混じるとのお話なので、「疎散風寒活血」の漢方とちょっと肝機能が高めなので「止痛、活血、養肝」の生薬を引き締め効果のある漢方の量を減量して2週間ためすことに。6日後月経到来「月経痛緩和」「塊少々」しかし、いつもの10分の1程度?
右足の浮腫み楽とのこと。
この後、晩秋までは特に問題はなし。
10月終わりごろ寒冷の影響にて手首に「痛み」あり。
漢方服用すると「良好」とのこと。
整形外科の診断で「両手首の関節の幅」が狭くなっているとのことで「抗TNF療法を増やしたい」とのこと。数値は悪くはないとことだが?痛みがある程度、治まっているのに「骨が壊れている」ことに納得がいかないご様子だったが?骨を丈夫にするには「衝撃」と「日光浴」などが必要と説明し、衝撃は「運動」などの付加が骨を強くするのだということをお話したうえで、ウオーキングと水泳、水中歩行などの負荷のかからない運動を薦めた。
また、ご予算の面でという相談もあったので、
「補腎強骨」「養筋栄筋」「去風湿」「活血化於」の昆虫健康食品に変更。しかしながら、浮腫、痛みなどが酷くなった際は今の漢方を服用して対応することに。
リウマチの治療法は日々進んでいるが、漢方のみならず、西洋医学治療でも高額の薬剤療法となっていて、漢方、保険診療と負担しながらの治療はなかなか困難であると実感しました。しかしながら、漢方を一緒に継続したいという患者さんの気持ちに応えるべく「妥協」しながらではありますが、継続していただいております。「運動」「日光浴」もかねて。
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